写真展スケジュール

●須田一政 「ZAPPiNG」
8月28日(日)〜9月24日(土)

私はいわゆる「落ち着かない性格」で、テレビを見ていてもすぐに飽きてチャンネルを次々に変える。次のチャンネルがCM中だと、そのCMが終わるまで待てずまた次へ。

こういう行為をZAPPINGというらしいが、この言葉には破壊・抹殺する、物語などで視点が切り替わるという意味もある。

ころころ変化するのは頭の中も似たり寄ったりだ。脳の引き出しから次々と現れる欲望や記憶も一種のチャンネルと言えるだろう。

この、脈絡もなければ統一感もないチャンネルを生み出しているのは「私」という妄想人間に他ならない。私たちはこれを日々頻繁に切り替えながら生きている。

今回の写真展はかつて一つの作品群としてまとめた様々な写真を解体し、新しい表現として再び構築したものだ。大袈裟に言えば自己解剖の試みであり、自身のZAPPINGである。

2011年7月
須田一政

須田一政(スダイッセイ)略歴
1940年 東京生まれ 
1962年 東京綜合写真専門学校卒業
1967−70年 演劇実験室 天井桟敷(寺山修司主宰)専属カメラマン
1971年 フリーとなる
1976年 「風姿花伝」により日本写真協会新人賞受賞
1983年 写真展「物草拾遺」等により日本写真協会年度賞受賞
1985年 写真展「日常の断片」等により第1回東川賞国内作家賞受賞
1997年 写真集「人間の記憶」により第16回土門拳賞受賞
写真ワークショップ須田塾主宰  日本写真家協会会員 千葉市在住