URL(Uniform Resource Locator)は、インターネット上のリソース(ウェブページ、画像、動画など)を一意に識別・位置づけるための文字列です。簡単に言えば、ウェブブラウザのアドレスバーに入力するウェブページの「アドレス」のことを指します。
URLは以下の部分から構成されています:
- スキーム (Scheme): 使用するプロトコルを示します。例えば、
http
、https
、ftp
、mailto
など。 - ホスト (Host): ウェブサーバーのドメイン名またはIPアドレスを指します。例:
www.google.com
。 - ポート番号 (Port): サーバーへの接続に使用するポート番号。通常、HTTPの場合は80、HTTPSの場合は443がデフォルトで使用されますが、URLに明示的に指定することもできます。
- パス (Path): サーバ上のリソースの位置を示す部分。例:
/directory/filename.html
。 - クエリストリング (Query string): リソースへのリクエストに関連する追加情報を持つ部分で、
?
で始まります。例:?key1=value1&key2=value2
。 - フラグメント (Fragment): URL内の特定の部分を指し示すために使用される、
#
で始まる部分。例:#section1
。
以下はURLの例です:
https://www.example.com:443/directory/filename.html?key1=value1&key2=value2#section1
このURLは以下のように解釈されます:
- スキーム:
https
- ホスト:
www.example.com
- ポート番号:
443
- パス:
/directory/filename.html
- クエリストリング:
?key1=value1&key2=value2
- フラグメント:
#section1
URLは、ウェブブラウザや他のクライアントがインターネット上のリソースを正確に特定・アクセスするために重要です。
コメントを残す